日本の若者が夢を語れない理由

大人は若者の「未来」を受け入れられない。

 

なぜなら大人は「過去」しか見ていないからです。

 

日本の若者の自殺率は先進国でトップ。口癖は「死にたい」会社に入って社会貢献をして、出世して給料を上げて認められてやる!と言った昭和的な若者は見なくなりました。代わりに増えたのは俗に言う、やる気のないぶら下がり職員。彼らは「何を考えているかわからない」「出世欲が無い」と揶揄されます。

 

なぜたった30年ほどでこれほどビジネスパーソンの人格が変わってしまったか?「ゆとり教育」「少子高齢化」「社会問題」などが原因でしょうか?一番の原因は大人が多忙過ぎて感性が狭まり、若者のやりたいことを素直に応援出来ないことです。

 

大人が若者にアドバイスをする時は自分の過去の栄光や自分の経験しか話しません。当時は上手くいったかも知れませんがニーズやトレンド、価値観は日々アップデートされています。現代の情勢に疎い(学びの無い)大人のアドバイス老害以外の何物でもないと推量します。

 

例)

カローラが5000万台売るのにかかった年数は55年に対し、ポケモンゴーは19日。

②大人の助言はスマホが当たり前の現代で、ポケベルを売り込む行為と同じ。

 

大人は若者の夢や目標を聞くとそんなことは出来るわけないと言います。なぜなら自分が経験した努力と違うからです。会社で出世するためには出世した自分をメンターに同じ道を歩むことが何より近道で最善である信じているからです←これが諸悪の根源です。自分がやったことの無い道は間違いと思いこみ、若者の自由で柔軟な発想を潰す大人は老害でしかありません。

 

若者が出世に興味が無い理由は出世した人が魅力的じゃないからです。大人(老害)がつまらなそうに働いているから若者が夢を語れないんです。まず楽しく仕事をしましょう。そして若者が夢や目標を語ったら、笑顔で応援出来る大人(青年)になりましょう。アドバイスはいりません。若者の持つ可能性を楽しみましょう。

 

休息で己の感性が急成長する。

休息を取ることで脳のパフォーマンスは大きく向上します。仕事で成果を出したいならがむしゃらに残業するので無く、しっかり休息を取るべきです。

 

なぜなら暇こそが最も生産性が高いからです。

 

脳は休息時でも絶えず活動していて、問題の最適解を自身の知見や経験から導き出そうと無意識で情報収集+熟考しています(デフォルト・モード・ネットワーク)散歩中、入浴中などリラックスした時に仕事中には思いつかなったアイデアが湧いてくることがあります。それは多忙な毎日を過ごしていると気付けないことです。

 

日本人は休息を怠惰とする傾向が強い(日本特有)忙しく仕事をしていないと周りに申し訳ない気持ちになったり、頑張っていない自分を見られることを極端に嫌う。これは呪いとしか言いようがありません。自分ひとりがいなくても会社は回るし、しっかり休んで休日を満喫した方が生産性は上がるのに多くの日本人は休日より仕事を選びます。その大きな理由としては暇になって自分を省みるのが怖いからであると考察します。

 

マクドナルドのCEOだった藤田田さんの著書にはこうあります。藤田さんはあるユダヤ人に「今暇ですか?」と聞かれました。出店ラッシュで生き馬の目を抜くような大変な状況で「暇なわけない!」と返答するとユダヤ人は「いいや、君は暇だ。暇でなければこんなに沢山の出店は出来ない」と言われました。思い返せば最初に比べれば問題点の解決方法、出店の段取りの効率化で労力を縮小し、利益の最大化が出来ていることに気付きました。最初に比べれば格段に暇になったと言えます。

 

暇な時間が自己を見つめ直すことになり、休息でリフレッシュすることでやる気と好奇心が湧いてくる。心のワクワクを言葉に出来れば、どんな困難にも立ち向かえます。大抵の解決不可能と思える問題の答えは自分の中にあります。外に答えを探しに行く前に己との対話で自分の中から解決策を探しましょう。

 

それでも見つからない時は友達の力を借りましょう。

「見る目のある友」に「手」を貸してもらうことで「見抜く」と書きます。あなたの性格を知る友達はあなた以上にあなたのことを知っている場合があります。是非ご活用ください。

 

 

その道を極めるのに努力は不要

イチローなど多くのアスリート、成功者はこぞって「努力はしていない」と発言します。成功に努力が必要だと思う人は日々、困難と挫折という強敵と戦うので疲弊してその道を断念します。それは本当の努力ではありません。

 

なぜなら本当の努力は楽しい(幸福)からです。

 

日本人の多くは学校教育で「努力=忍耐」と教えられます。これは教師自身がそう教育されたからだと考察します。しかし現代では努力だけで大成することは困難で逆にゲーム感覚やレベルアップ方式でプラトー(停滞期)を脱する教育が脚光を浴びています。子供が楽しく続けられる環境を考えることが本当の教育だと推量します。

 

「幸せ」を「運ぶ人」と書いて「達人」と呼びます。その道の極みに「達」した人は「努力した過程」も幸福だった。だから成功者はこぞって「努力(忍耐)はしていない」と言うんですよね。

 

子供がやりたいことを見つけたら親が楽しんで長く続けられる方法をを提案すれば良いだけです。どんな夢でも9年間やり続ければ一流になります(一万時間の法則)子供が楽しく続けられる方法は、子供の特性を理解してフレキシブル(柔軟に)親か提案するしかありません。それが子供を応援するということだと推測します。

 

マネジメントの具体的な成功例

仕事場の雰囲気の良し悪しは100%リーダーで決まります。

 

なぜなら職場で最も接触回数が多いのはリーダーだからです。

 

単純接触効果(ザイオンスの法則)をご存じでしょうか?人は何度も見たり、何度も会うことで好感度が上がるという効果です。この時リーダーがイライラした態度ならリーダーでは無く「不機嫌」に人は関心が寄せられ、「不機嫌なリーダー」の誕生です。

 

逆に「機嫌が良いリーダー」であれば単純接触効果で好感度が上がり、周りの部下はリーダーのために自分で仕事を率先して行ってくれるので当然業績が上がります。

 

ある離職率の高い飲食店では安定した作業人数が確保出来ないため、お客様からの注文に対して「人員不足で作れない商品があります、申し訳ございません」と謝ってばかりの店がありました。店は不衛生で汚れており、作業員のモラルも低いままでした。

そこに新任の店長が異動して来ました。上層部からは店舗の立て直しと損益改善。店舗内運営ではスタッフのコミュニケーション不足解消と不公平雇用問題。それに対し新任店長の行った行動は「機嫌が良い」というだけでした。ただ機嫌が良いでは無く「いつも機嫌が良い」のです。

人員不足に対してはメニュー商品を減らして原材料を高回転させることで作業性を向上させ、儲け率をアップ。店長が率先して掃除をしているので従業員はクリンリネス(磨き続ける)を維持するだけで職場が綺麗になり、客数増・売上増に繋がりました。

 

従業員も新しい店長を支持することで次第にコミュニケーション不足が解消されていきました。最初は不平不満を店長に言いまくり、過去を遡って不公平感をエリアマネージャーに訴えました。当然店長はエリアマネージャーに呼び出され叱責を受けましたがそれでも笑顔で話しを聴いていると家庭内でのコミュニケーション不和が原因であると判明。精神的な行き場の無い愁訴は店舗での店長の笑顔の承認によって徐々に浄化され気づけば、みんな職場に来るのが楽しみになっていました。

 

最初に行うべきは他人ではなく自分のマネジメントです。全て機嫌よく、笑顔で行います。掃除する時も笑顔。挨拶も笑顔。怒られて嫌なことがあってもすぐ笑顔に戻る。たったこれだけでマネジメントは必ず上手くいきます(業務改善・数字改善はスキルが別途必要)みんな自分を必要としてる場所を好きになる。店長はそういう場所を作ればいいと考察します。

 

結論、全ての職場の人間関係の不穏・不和は店長の(自分)マネジメント不足が原因です。店長が無能ならまだしも有能で自分の機嫌が取れないお子様上司が日本にはかなりの数で存在します。作業員の顔を見れば店長がマネジメント出来ているかどうかは一目で判ります。職場を好きになってもらう努力をすれば数字は必ず後から付いてきます。

 

機嫌の良い自分を好きになりましょう。

 

子供の優しさに涙が止まらない

時に子供は大人以上の優しさを親に見せてくることがあります。

 

なぜなら相手を思いやる気持ちは年齢に左右されないからです。

 

ある風の強い日のことでした。4歳になった息子を自転車の後ろに乗せて室内で遊べる児童館を探していました。やっと児童館を見つけて自転車から降りて営業中かどうかを確認して戻ると自転車が子供を乗せまま、倒れて息子が大泣きしていました(子供用のシートベルトを装着していたので逃げられない)

 

すぐ抱きかかえて「ごめんね」「大丈夫」と声をかけると額が割れて大量の血が流れていました。児童館は営業していなかったので手当ては出来ず、近くの病院を考えた時に息子が生まれた産婦人科が近くにあることを思い出しました。大急ぎで産婦人科に行くと受付の看護師がガーゼやタオルをくれました。産婦人科で応急手当をしてから病院に行く最中、抱きかかえたまま「ごめんね」「痛かったね」と声掛けしていると不思議なことが起きました。

 

大泣きして情緒が不安定だった息子がピタッと泣き止んで、あたかも心配いらないよと逆に親を励ましてくれるような行動をしてくれたのです。本当に驚きました。病院に着いて手術室にストレッチャーで運ばれる時も「大丈夫だから心配しないで」と手を振ってくれました。医師も手当がしやすくて助かった。ほとんどの子供が手当てよりも動き回るから大変と言っていました。親に心配をかけたくない息子の優しさに心から感動して涙が止まりませんでした。

 

痛み・孤独感は信頼出来る人間の温もりで消すことが出来る。スピリチュアル・宗教的・虚構と思われるかも知れませんが大人が子供より優れているのは経験を積み、知識を蓄えることで理性が発達するだけで感情の部分は子供も大人も大差が無いとはっきり解かりました。

 

相手を思いやる、人にやさしくするに年齢は関係ありません。息子に人生で大切なことを教わった瞬間でした。

 

 

 

 

 

コミュニケーションに必要なもの

コミュニケーションに技術はいりません。小手先の技術は人によって使い分けや選択が必要で使うだけ疲弊します。必要なのは「愛」だけです。

なぜなら今の日本は「愛」が枯渇した世界だからです。あなたが「愛」を持って示すだけで相手とのコミュニケーションは飛躍的に良くなり、職場雰囲気はたちどころに良くなります。

まず自己愛を手に入れます。自己愛は「身体・心・魂」の健康で手に入ります。

例)
身体:小食であること・運動をすること・お湯に浸かること。
心 :読書で知識をインプットする。どんな悩みも言葉に変えることが出来れば昇華されて心の平安が手に入る。
魂 :暇を手に入れて瞑想をすると魂が健康(感性が戻ってくる)になる。忙しいと心が何も感じなくなり、気付きが無くなる(面倒になる)

上記3つが健康だと「自己愛」が生まれます。自己愛には「寛容」というスキルが備わっています。寛容は自分と相手が違うことを広々とゆとりを持って許容することです。つまり自己愛の大きさが寛容の広さ・ゆとりに比例するのです。

自己愛が高く、寛容のスキルのある人間は相手の言葉を鵜呑みにしません。その言動に至る背景(バックグラウンド)が何か考察します。かのウォルトディズニーの提言した「ストーリー・ザ・ビハインド・ストーリー」はまさにこのことを明確に表現しています。陰口や悪口が出るのはその人の背景を知らないからです。相手の背景を知る(察する)ことで受け取り方が違ってきます。

現代は「時間効率主義」が蔓延していて家族や親しい友達でも自分の背景を慮ってくれません。そんな人を職場であなたが寛容すればコミュニケーションが向上することは想像に難くありません。

具体的な方法
・相手を好きになる(好きなところを10コ見つける)
・アドバイスは絶対しない(アドバイスを考える行為はすでに相手の話を聞いていない)
・振り子の原理を使う(聴いた分だけ信用貯金が増える)

相手の「心」を「受ける」と書いて「愛」になります。自分を愛し、他人を愛せれば百戦百勝。心を込めて(自己愛を持って)相手の話を受ける(拝聴)すれば争いは起きません。

早い鼓動はたたかいのドラム

強いストレスを感じると心臓の鼓動が早くなる。その鼓動こそがたたかいのドラム(ドラクエでお馴染みのテンションを上げるアイテム)である。

 

なぜなら「命」とは人を叩くと書き、寝ていると自分を叩き続けている。早い鼓動がモチベーションアップに繋がるからです。

 

強いストレスを感じた時、大脳を介して視床下部に伝わり、交換神経が優位になります。その時心筋収縮力の増強、末梢神経の収縮で心拍数の増加します。

 

例)

スティーブ・ジョブズが良く取っている両指を合わせるポーズは心拍数を測るためのもの。ハイパフォーマンスを保つため、プレゼン前の緊張で心拍数を上げ、たたかいのドラムが鳴らすことで己を高めていた。

 

身体はあなたがストレスや緊張を感じると「負けるな!」とたたかいのドラムを鳴らしてくれているのです。身体はあなたの一番の応援者です。身体に感謝すると不思議とストレスやイライラが収まります。是非やってみて下さい。